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Channel: テストライダーという仕事
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ついに出た!

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この製品を見たとき、本当に興奮して思わず大きな声を出してしまったほど。私が長年希望していた製品がついにフォースフィールドより発売されたのである
そう、チェストプロテクターは、私がオートバイに乗る上でヘルメット同様一番その性能にこだわっているものである。フォースフィールドの性能自身には何の疑いもなく、信頼しきって使用して今まで使っていたが、ずっと切望していたことがあった。それは、欧州での安全規格におけるLevel2のチェストプロテクターであった。これは私は何度もブログで書いているが、どうしても脊椎プロテクターばかり充実する傾向にあり、脊椎プロテクターは、Level1とLevel2の2種類存在するのだが、チェストプロテクターは何故かLevel1のものしかなかったのだ。正直これは不満であった。何故なら、本来力を入れるべきところはチェストプロテクターだからなのだ。ちなみに、Level2の方が衝撃吸収性は良くなります。
私はずっとLevel2のチェストプロテクターを切望しており、実際私はフォースフィールド社にはリクエストも出していたほどなのだ。
そして。。。ついにこのチェストプロテクターの登場!!!一切の妥協をせず、世界中のテスト機関で常に最高レベルの衝撃吸収性を見せてきたトップブランドだけあって、なんとチェストプロテクターのバージョンアップである。数多くあるプロテクターの中で、未だにきちんと第三者によるテストの数値を公表しているのはフォースフィールドのみである
この製品、私も販売元の担当者の方から説明を受けるまで知らなかったのだが、脊椎プロテクターのテストの仕方とチェストプロテクターのテストの仕方が違うのと、チェストプロテクターにはそもそもLevel2という規格が存在しないため、この製品はLevel1ということにはなっているが、公表されている衝撃吸収性の数値を脊椎プロテクターに当てはめると、Level2を余裕で越えるものになるという。すげえ、凄いぜフォースフィールド!!!因みに、現在欧州ではチェストプロテクターのLevel2の規格を設ける動きになっているそうだ。この辺は日本とは違うなあ。
早速この製品を入手したが、これがその写真。
イメージ 1
 
みよ、この堅牢さを(@@) これ相当効果ありそうだ。非常に考えているなというのは、厚さを犠牲にすることなくデザイン形状で堅牢さ(硬度)を確保しているのだ
これはどういうことかというと、以前の製品は「柔軟さ」があり、かなり柔らかかったのだが、今回の新製品は「硬さ」があるのだ。これはチェストプロテクターとして非常に大切な要素で、硬いものや細い突起物(ハンドルのエッジなど)に対してのインパクトに対して非常に高い効果を発揮することを意味するからだ。硬い表面は衝撃を拡散する効果があることで知られており、ヘルメットの帽体がある程度の硬さを確保しているのは衝撃拡散効果を狙っているし、チェストプロテクターの中には、例えばホンダアクセスから販売しているハードなものがあるけれど、これも同じような効果を狙っているのだ。
これが裏面の写真
イメージ 2
 
段差の拡大写真はこれ
イメージ 4
 
以前の製品の裏面の写真
イメージ 3
 
見てわかるのだけど、全面に衝撃吸収素材を使用するだけでなく、段差をつけることで堅牢さを確立している。硬さと衝撃吸収性を非常に高いレベルで確立したといってよい今回のこのフォースフィールのチェストプロテクター、本当に凄すぎ!!!
おまけに通気性を確保するために結構な穴があいているのはグッド!!!フォースフィールドいいのだけど、夏は暑かったからなあ(^^;実際、使用して一カ月以上たつけど、涼しさは以前のモデルとは比較にならないほどいい!これ、嬉しい驚きでもある(^^)
それに、身体に装着する際のストラップが非常に使いやすく、前の製品の時は結構装着するのにコツが必要だったけど、これは実に簡単に装着可能(^^)vいやぁ、本当に進化したなあ。
しかも。。。1万円を切る価格なのである!!!値段を知った時、本当にたまげた(^^; かなり良心的な価格ではないだろうか?
購入先はここがお勧め。定価ではなく、割引してくれるショップなんだけど、私は仕事やプライベートで購入するほとんどのオートバイ関係の製品はこのショップで購入しています(^^)
KNファクトリー
 
このブログで何度も何度も書いているが、オートバイに乗るのなら、チェストプロテクターは必須。ヘルメットと同等以上に重要なものです
警視庁が発表しているオートバイの死亡事故のNo.1は頭部損傷。だけどこれにはからくりがあるのだ。死亡事故の6割がなんとヘルメットが脱げているという。これは何を意味するかというと、違法の半キャップを被っているか、顎紐を締めていないかということになる。一度交通機動隊の人に話を聞いたことがあるのだが、顎紐を締めていないのは規格外の違法ヘルメットを被っているケースがほとんどだという。また、こういうヘルメットは顎紐を締めていても簡単にヘルメットが衝撃で飛んでしまうらしい。つまり、アライヘルメットやショウエイなどのきちんとしたヘルメットなら6割がゼロに近い数値なる可能性だってあるのだ。
つまりこのことを考えると、事故における死亡原因の最大の「実際の」原因は、第2位となっている胸部打撲ということになるのだ
チェストプロテクターは間違いなく命を救う製品です。サーキット走行で毎年死亡事故が起きているけど、殆ど報道されないけど、ハンドルに胸を打って死亡するケースや、他車と接触した際に胸を強打して死亡するケースが相当あると聞いている。公道なら何かに接触するリスクは相当高まる
価格も1万円。少し飲みに行くのを我慢すれば容易に買える価格帯だし、少しでも多くの人に使用していただき、悲しい事故が減ればと思っています。この新型チェストプロテクター、pitts_driver今年一番お勧めする製品と言っていいほどの完成度です
 
フォースフィールドのサイトはこちら:
過去記事はこちら:

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