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Channel: テストライダーという仕事
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パイロット・ロード3 タイヤ評価(5)

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前の記事でも触れているけど、私はこのタイヤを装着して7度の気温下で、しかも雨天時に峠と高速道路を走行している。また、コースにも一度持って行ってその絶対的グリップ(ドライ)をテストしているので、記事にしたいと思っています。
 
まず結論。ウエットかつ低温時でのグリップはまさに異次元の一言。ドライ路面とウエット路面での接地感の差は非常に少ないといえるのがこのタイヤの特徴。これは非常に高いレベルで達成されていて、現時点で世界最高のタイヤと言っても言い過ぎではないほど、新しい領域に達しているのだ。テストライダーとして数え切れないほどのタイヤをテストしている私からしても、「新しい」と言えるほどのレベルなのだ。
 
基本的には、ウエットにおけるこのハイレベルな接地感とグリップ力はケース剛性と新しく採用されたコンパウンドで生み出されている。
 
フロントタイヤに採用されているアルマジロみたいなサイピングも高い接地感に寄与していないことはないのだけど、それは新しいコンパウンドほどではなく、むしろ、「水膜を切る」効果に大きく貢献している。
 
雨天の高速道路を走るときに間違いなく効果を発揮するし、比較的速度が低い一般道でも、ウエット時のグリップ力確保に大きく一役買っている。これは公表されている写真からもわかるように、ウエット時でにタイヤからあがる水しぶきからも容易に推測できる。実際、ウエット時での接地感はどのスピード域でも比類なきものとなっているし、急激にグリップを失うことがないものになっている。
 
この急激にグリップを失わないというのは、言うのは簡単だけど、達成するのは非常に困難な性能。これは色々な意味があって、いきなり雨が降ってきてグリップが急激に落ちること、、ウエットの中を走っていていきなりグリップを失うということ、そして、ドライとウエットの性能差が大きく開いてしまうという観点において、重要な性能の一部分ということなのだ。
 
一度だけ、しかも雨の中でタイヤをロックさせるほどフルブレーキングしたことがある。交差点に進入しようとしたときなのだが、いきなり信号無視の車が突っ込んできたのである。こちらは走行速度が低かったことと、右からやってくる異常なスピードの車に前もって気がついていたからよかったのだけど、フルブレーキングしたところが運悪く横断歩道のペイントの上。でも、このPilot Road 3、フロントタイヤがほんの少しだけ、ズズッと滑ったけど、急激にかつ完全にグリップを失くことなく制動。ペイント上であれだけのグリップを見せたら文句なしである。正直他のタイヤだったら間違いなく急激にグリップを失い危険な状況になっていた可能性があったほどの急ブレーキだった。
 
Pilot Road 2はその硬さゆえ、特にウエットや低温下では一般のライダーではグリップの限界点を掴むのはもちろんのこと、低速度でも実際どのぐらいグリップしているか感知することが難しいところがあったけど、Pilot Road 3は誰でも確実にどのぐらいグリップしているのかを感知することができるのだ。
 
とにかく、このタイヤはウエットにおける接地感&グリップがこのタイヤのスペックの全てと言っていいほどで、雨の中の走行がこれほど楽なのかと、「思い知らされる」という言葉がぴったりのタイヤなのだ。
 
フロントから生み出される「グリグリ感」は特筆もので、真冬のツーリングでもいかなるシチュエーションでも不安になることはないと言い切れるほど。しかも、実グリップも高いので、本当に「ラクチン」なのである。まさに「ザ・ファーストクラス」なのである。
 
(続く)

パイロット・ロード3 タイヤ評価(6)

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今回はフロントタイヤに採用されているサイピングについて一言。
 
誰もが驚いたように、タイヤメーカーに衝撃が走ったこのパターン。私はアルマジロみたいだなと思ったけど、「仮面ライダー」という意見も今回コメントでいただいたけど、確かにアルマジロより確かに仮面ライダーだ!と妙にすっきりした(笑)
 
それはともかく、このタイヤを見たときに、他のタイヤメーカーは思い知らされたはず。各社のエンジニアはショックを受けたのは間違いない。それはなぜか。
 
これは、技術的に絶対にまねできないというものではないのだけど、まさに「アイデア」そのものだからだ。発想の時点で負けていれば、これは技術に追いつくよりはるかに難しい。ミシュランが世界をリードしているタイヤメーカーたるゆえんでもあることが如実に感じられるタイヤパターンとも言える。
 
このフロントに採用されているパターンについてさらに言及するならば、ドライグリップにてこのサイピングが果たす役割について、まったくトンチンカンなことを記事があった。あまりにも間違っているので名前を出しちゃうけど、Bikers Stationとかいう雑誌。
 
読んでぶったまげたのだけど、ドライで負荷がかかった時に、よりグリップ力を発揮するのは、このサイピングが潰れて接地面が広くなるから。。。というようなことが書いてあったけど、うはははっ!そんなわけないだろ~(笑) このインプレッションを書いたライターは、自己紹介のところで「理論派」と書いてあったけど、まあ、理論的というより、単なる「こじつけ」だな。ミシュランもきっと苦笑いしているだろうな(笑)。
 
この記事を書いた人は、恐らく何も分かっていないのだろうけど、わからなければ無理して記事書かなければいいのにと思う。こんな記事書いてお金をもらっているんだと正直思った(雑誌社も)。
 
これは多くの人が誤解していることでもあるのだが、サイピングがどのように作用するかということ。
 
単にサイピング全体が路面に当たり、排水をしているのではないのである。実はサイピングの「エッジ部分」が路面に当たり、水膜を切ることを第一目的としているのだ。その効果のことを文字通り「エッジ効果」と呼んでいるほどである。そのことにより、よりドライに近い状況を生み出そうとしているのだが、簡単に潰れてふさがっちゃったら意味ないがないのである。
 
もし、このサイピングが、ケース剛性やコンパウンド特性を押しのけて、一番接地感やグリップに寄与しているというのなら、異常偏摩耗が起きるのは間違いないのである。まっすぐ走るかどうかも疑わしいし、振れも収まらないだろう。このサイピング、公表されてもいるがグルーブと同じ深さがあるのだ。トレッド剛性が確保されていなければ、そうなってしまうことは、初心者にもわかること。指でタイヤを押してもダメ。時速100キロでタイヤが回転しているときのトレッドにかかっている力を想像してほしい。トレッドが大きく動いたら真っ直ぐすら走るわけないのである。
 
大体、そんなことでグリップ力を増そうとすること自体、ミシュランだけでなく、どのタイヤメーカーもしないこと。
 
何度も言うけど、このタイヤの接地感やグリップはケース剛性とコンパウンドで出されている。サイピングも寄与していないわけではないが、それは微々たるもの。このライターはあまりにも斬新的なパターンにオロオロして、先入観が先行しちゃったんだろうな。
 
話がちょっとずれたけど、フロントに採用されているサイピングはあくまでも対ウエットのために採用されているので、よろしくです(笑)
 
ドライのグリップについてはまた次回に(^^)
 
(続く)

パイロット・ロード3 タイヤ評価(7)

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実は今日、前回記事を掲載して大きく反響があったトルク管理の話について記事をアップしたのだけど、もう少し論理的な記事にしたかったので一旦保留にしました。再度内容を推敲し、近日中にアップしたいと思います(^^)
 
というわことで、今日はパイロット・ロード3のタイヤ評価の続きです。
 
本当はこの回でドライグリップについての記事を書く予定だったのだけど、タイヤを使ってから5000km近く走行したということもあり、耐摩耗性について記事を書くことにしました(^^)。走行距離のうち、30%は2人乗りです。
 
FRとRRの写真をアップしましたが、偏摩耗ゼロ。特にフロントタイヤの摩耗状態は素晴らしいの一言。写真でわかるように撮影したけれど、プロファイルに大きな変化がないのは凄い。私は2人乗りが多い方なのだけど、この摩耗状態には満足。BT-021なんか4000kmでとんでもない状態だったし。それにしても、BT-023は改善されたのかなあ。きになるところ。
 
ゲージがなかったので溝の深さを測ることが出来なかったのだけど、経験からすると、恐らくFRは15000kmは楽勝だと思う。ひょっとしたら18000kmとかまでいっちゃうかもしれないな。気になるFRのサイピングについても変にめくれてたり、偏摩耗が出たりしているわけでもなく、本当にびっくり。ちょっとはその傾向が出てるかな。。。と思ったけど、いい意味で裏切られたかな(^^)
 
RRはショルダー部分がそれなりに摩耗が進んでいる感じだけど、2CTが使われていることが確実に感じさせらる。また、プロファイルにも大きな変化なしなのだけど、これも特筆に値するかな。センター部分は、「摩耗してるのかな?」というぐらい溝がきれいに残っているし、RRはどうかなあ。。。私のバイクで12000~15000kmぐらいは行けるかな?まあ、私は2人乗りが多いということもあるので、1人乗りオンリーだったら、もっと確実にいくはず。
 
私は摩耗による性能の変化が嫌で、少しプロファイルが変わってきたときにタイヤを交換してしまうのだけど、このタイヤはずっと使えちゃいそうな勢いだ。今回はタイヤを交換しないで、スリップサインが出るまで乗ってみようという気持ちにもなっているほどのタイヤ。
 
また距離が伸びたら記事をアップしたいと思っています(^^)
 
次回はドライグリップ編です(^^)
 
(続く)

トルク管理について(2)

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先日トルク管理の記事をアップしましたが、細く記事をアップしようと思いましたが、長くなったので別記事としました。潤滑剤をねじに使用した場合について誤解が多いようですので、今回は詳しく記述してみました(^^)
 
今回何人かの方のコメントで「潤滑剤」について言及されていたものがあったのだけど、潤滑剤とネジの締結の問題はものすごいシビアなのだ。物事にはやっていいことと、やってはいけないことがあるが、この件に関しては、「やっていい人だけが、やっていいこと」、とも言えるほど、大変な問題なのだ。
 
指摘があったように、潤滑剤(スレッドコンパウンド、超耐熱潤滑剤など)を使用した場合、指定トルクより低い数値で締めつける。。。これはある意味正しいように見えるのだが、大変危険なことをしていると認識する必要あり。
 
というのは、潤滑剤にもいろいろとあって、ものによっては、なんと最大300%過大締め付けとなる結果となるという報告があるのだ。また、その逆もあり、最大1/3となる潤滑剤も存在する。これを理解していないで手元にあるものをうっかり使うと、大変なことになるということを理解しなければならない。
 
300%までいかないにしろ、100%だって、75%~80%緩めたところで過大締め付けとなる。その逆だったら大変なことになる。
 
確かに、一般的なスレッドコンパウンドは75%~80%程度の締め付け低減で「相殺」できる場合があるのは事実だが、ここにも落とし穴がある。実は、潤滑剤を製造しているメーカーは、過大締め付けについて言及はしているのだが、「何%低くしてくださいね」とは具体的数字を挙げて謳っていないところが多い。
 
私がタイヤメーカーという製造業に携わっている中で、ある時、とあるメーカーが「この潤滑剤を使用すると14%の過大締め付けとなります」とデーターを持ってきたのだが、それでも、このメーカーは、「あくまで社内テストの結果。どういう使われ方をされるのかわからないので保証は出来ないので、自社で十分テストしてください」と言っていたのだ。それぐらいこの問題はシビアなのである。
 
ちなみに、この製品を使って指定トルクの75~80%で緩めちゃったら緩めすぎになるということになる。
 
一般に販売されている製品がきちんとデーターを取っているかどうかわからないが、その会社に問い合わせてみなければ、どういう方向性の製品なのか分からないということ。教えてくれなければそれはそれで問題だ。逆にきちんとしている会社なら、きちんとデーターを取っているので、「この部位に使用する場合は、指定トルクの15%マイナスでしてください」と返事が来るはずである。そういう商品なら安心だ。メーカーに電話して聞くことをお勧めする。
 
ボルトの素材だってオートバイによっては違うこともあるし、素材が違えばトルクだって変ってくる。そんな中で、「ハイ、75%~80%低くしてね」というのは暴論というしかないということなのである。「ある程度」相殺出来ても、「ある程度」というレベルであって、完全なトルク管理にはならない。つまり、トルク管理という定義から外れてしまうことになる。そもそも「適正」なトルクを探るということからは程遠い。
 
そもそも、このBikers Stationの記事は矛盾しすぎ。もともと、「わずか」な締めつけを問題しているのだが、75~80%と、5%の差を出している時点で矛盾している。5%って決して小さい数字じゃない。トルク管理ってわかってますか?
 
トルクレンチにも公差というのがある。最大4%までという規格があるのだが、となると、最悪、5%+4%で9%の誤差が生じることになる。ほとんど1割だ。そんなトルク管理あるはずない。前の記事でも書いたけど、何を根拠に75%~80%と言っているのだろうか。まあ、そんなトルク管理していて、1割近くも緩めちゃえば、確かによく動くだろうに(笑)。Bikers Stationの記事の中では「適正」なトルク締めつけを探り出すことを目的としているようなことが書かれているが、実際やっていることは適正でも何でもないこと。小学生でもわかる計算だ。
 
ここに信用できるものを紹介しよう。これは結構知られている検証で、製造業に携わっている人なら目にした人もいるかもしれない。ずっと前に社内で見たのを覚えていたのだが、記憶をたどってネットで検索したら出てきたので掲載します。
 
 
詳しいことは書いてあるのでここで省くけど、ここの検証結果を見てみる限りでは、無潤滑と潤滑剤を使用した場合とでは1.43倍になっているので、単純に指定トルクの70%でよいということになる。これもこの検証で使用された同じグリスを使用するということが前提になるが。また、一般に出回っている潤滑剤が、この検証で使われた潤滑剤と特性が同じとしても、Bikers Stationの75%~80%は大きく外れていることになる。「トルク管理」という定義の中では完全NG。「適正」もなにもあったものじゃない。
 
それと、Bikers Stationの記事のなかで「倒立フロントフォーク」とあったが、倒立サスペンションは、三叉のトルク管理をする際には気をつけないと、キャスター角度が変わってしまう傾向が強いので要注意。締めすぎるとキャスターが立つし、緩いとその逆。「わずかに動きが渋い」云々以前に、操案特性が変わってしまうのだ。オフ車なんかでは顕著のこの傾向が出たりするので、トルク管理は細心の注意を払ってされているのだ。オフをやっている人で固定ボルトに潤滑剤を使っているケースは非常に少ないと思う。トルク管理が出来ないからだ。
 
Bikers Stationの記事では「作動性の向上は確実」といっているけど、キャスターまで影響するようなことやっていて、なにやってんだろうと思う。やってることは本末転倒としか思えない。そんなことやっていて、本当にハンドリングが向上したかは甚だ疑問である。
 
重要部位の規定トルクはメーカーが時間とお金をかけた検証の結果出されていることを理解しなければならない。工学的、物理学的見地に立って規定されているものなのだ。簡単に、そして無責任に、「これぐらい下げてね」と言っていいものではないのだ。Bikers Stationの記事では「出荷状態ではほとんど締めすぎ」と言っているけど、本気で言っているのならかなりおかしい。
 
そもそも、一体何のために潤滑剤を使うのかを理解しなければならない。Bikers Stationがどのような理由で使用を推奨しているのか分からないが、ネジ類に潤滑剤を使うのには目的(理由)がある。それらは主に、かじり、焼きつき防止、錆の発生防止、軸力の安定化などである。結果、トルク管理を容易にし、安定した性能を生み出すわけだが、良い作動性を求めてやることではないのである。
 
トルク管理は本来、ボルトの素材、使用する潤滑剤、トルク精度、公差などを理解していて、経験ある人だけがやっていいことなのだ。そして、そこで初めて「適正」な管理が出来、本来の性能維持と発揮が出来るということなのである。
 
最後に、誤解がないようにはっきり明言しておくが、私は決して潤滑剤を使うなと言っているのではない。効果は確実にある。やらないより、やった方がいいと言えるほど、有効な手段である。
 
工場なんかはこれがなければ困るほどだ。多くの製造工場で使われているし、実際私の会社の工場でもふんだんに使われている。また、自分でやるメンテナンスでやれたらやるべきだと思っているし、実際私はやった方がいいと思っている部位には自分でもやっている。ただ、安易な考えでやると大ヤケドするということは忘れてはならない。
 
あ、それからトルクレンチについて。あれって、カチンっとなったあとに、確認するかのようにもう一度する人がいるけれど、あれはNG。トルクが変わってしまい、何のためにトルクレンチを使っているか分からなくなりますので、やめましょう(^^)
 
潤滑剤は間違いなく有効。S●Xのときにつかう潤滑剤と同じ。必要な人(場所)もあれば、ない人もある(笑)。使い方も間違えれば効果もない(笑)。気をつけましょう(^^)。でも、やっぱり使うと気持ちいい(笑)!

パイロット・ロード3 タイヤ評価(8)

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今日はいよいよドライグリップについてです (^^)
 
コース走行もしているので、様々な状況での評価とすることが出来るのだけど、比較で言うならば、BT-021だと、やや上という感じ。BT-023は乗ったことないけど、BT-021よりグリップ力が高いというので、ひょっとしたらPilot Road 3もそのあたりかもしれない。
 
コースで結構ハードに走行したのだけど、アブレーションは非常にマイルドで、BT-021やRoadAttackより全然マイルド。アブレーション自体はPilot Road 2と非常に近く、「これはかなりライフも長いかも」と思えるレベル。これはちょっと意外だったかな。感触的や実グリップ的にはアブレーションは多いと思ったのだけど、同じレベルとはすごい。
 
ちなみに、Pilot Road 2のフロントタイヤでは入っていた溝がPilot Road 3ではなくなっているのだけど(センター部分)、これは主に耐摩耗性向上が目的。独特のサイピングとの兼ね合いなのか、それとも単に耐摩耗性を向上させようとしているのかは分からないけど、耐摩耗性が確保されているは確かである。
 
不思議だったのは、ドライでのことなんだけど、橋のつなぎ目部分に使用されているスチール(鉄板)やマンホールとの相性が良かったこと。これは意外だった。過信はしてはいけないけど、急激なグリップ低下を感じさせなかったので、最初はあれ?と思ったのだけど、何度も何度もわざと(笑)鉄板上を走行してみたのだけど、結果は同じ。悪いことではないので大歓迎なのだけど、これはうれしい結果でもあるかな。でも、過信は禁物。特にウエットでは注意はやはり必要です(^^)
 
ドライでブレーキング時に見せるグリップも、これまたPilot Road 2とは違うといえる。Pilot Road 3の方がずっと短く制動出来るというわけではないのだけど、接地感の高さゆえ、また、実グリップが向上していることもあり、ブレーキングで短く止まれてるんじゃないかな?と感じるライダーもいると思う。突発的な急制動では重要な感覚でもあるので、初心者でも安心なタイヤとも言えるかな。急制動におけるリヤタイヤのスキッドも非常に穏やかで、消しゴムで地面をこすっているような感覚でタイヤが滑るのがわかるので、非常に安心。
 
BT-016やPilot Road 2はそのリヤタイヤに採用されているプロファイルから、コースなどでのハードブレーキでは少し大きめにリヤタイヤがスキッドする場合も見受けられるのだが、Pilot Road 3はとにかく安定しているの一言。
 
余談になるけど、Pilot Road 2では、そのプロファイルゆえ、私のバイクではリヤタイヤの端までバンクさせることは出来なかったのだけど、Pilot Road 3では簡単に端まで持っていくことが出来た。これはまあ、単なるプロファイルの違いの結果なんだけどね。
 
ツーリングタイヤど真ん中を標榜するこのタイヤは、ツーリングタイヤとしては必要十分以上のドライグリップは確保されています。BT-021+どノーマルZRX1200で筑波を1分7秒を記録したけど、Pilot Road 3はそれ以上のタイムが出る可能性あり。ひょっとしたら、真冬でもそこそこのタイムが出るのは間違いなく、スポーツカテゴリーど真ん中にあるタイヤを上回る場合もあると思う。
 
でも、夏場でも、コースをツーリングタイヤでタイムを縮めるような走行するのはリスクがあるので、やめましょうね(笑)。
 
次回はPilot Road3と空気圧の関係について話をしたいと思います(^^)
 
(続く)

パイロット・ロード3 タイヤ評価(9)

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今回でパイロット・ロード3のタイヤ評価最終です(^^)
 
今日は空気圧について記事にしたいと思います。
 
このPilot Road 3、とにかくタイヤの動きが大きいのが特徴とも言えるのだけど、ちなみに空気圧を,
FR 2.30 (指定空気圧2.50)、RR 2.50(指定2.90)で走行してみた(一般道)。
 
結果は結構ぐにゃぐにゃ感なのは否めない。最近のタイヤの傾向ではあるのだが、もともと、指定空気圧でもケース剛性が柔らかめというか、ケース剛性で接地感や乗り心地を確保しているものが多くなっている。
 
Pilot Road3も例にもれないのだが、このタイヤの場合、ちょっと空気圧管理はシビアにしないと本来の性能が出ないと感じた。
 
実際、BT-021やRoadAttackで同じように空気圧を落としても、Pilot Road3ほど剛性感が落ちなかったからなのである。私も正直、ちょっと意外に思ったほどである。ちなみに私は体重が56kgしかないので、かなり軽量級(バイクは重いけど)。そのことを加味しても、空気圧管理はシビアにしないと、本来の性能が比較的大きく落ちてしまう傾向にあるタイヤとも言えるので、しばらくのらなかった場合は必ず空気圧をチェックしてくださいね。
 
私はリヤに関しては、少し指定空気圧より高めでもいいかなーと感じるほどなんだけど(自分が乗る場合ね)、空気圧はシビアにしないと性能変化が気になるので、こまめにチェックしています(^^)
 
ちなみに、なぜか、Pilot Road2では本当に空気が減らなかったのに、Pilot Road3はよく減ること。。。理論的にはタイヤは2週間で空気圧の現象が見られるといわれていますので、こまめにチェックされることをお勧めいたします。ガソリンスタンドで給油するときにチェックするように習慣にしておくといいと思います(^^)
 
Pilot Road2が販売店で見られなくなったというコメントがいくつかありましたが、これはミシュランの本意ではないと思う。全く方向性が違うタイヤだからだ。Pilot Road2はまさにハイウエイ・ダンサー。超重量級バイクでフル積載で長距離をどどーんと乗るには最高のタイヤ。耐摩耗性もよく、20000kmも持つケースも多い。
 
対してPilot Road3は、ザ・ファーストクラス。とにかくラクチン&安心。初心者からベテランまでとにかくタイヤの動きやグリップを感じることが出来て、長距離でも疲れないタイヤとも言える。
 
Pilot Road3は季節を問わず、天候を問わず走るライダーにとってはこれ以上のタイヤはないと言え、まさに「異次元」の領域にあるといってもいいタイヤ。これを超えられるのはミシュランだけか?そのぐらい突出していると言っていい。
 
初心者からベテランまで間違いなく「ファーストクラス」の快適さを感じてもらえると思います。
 
(終わり)

指定空気圧について

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前回の記事で空気圧に関する話をしましたが、早速空気圧に関する質問がありましたので、記事にしてみました。
 
質問内容は、「最近話題になっているバイカーズステーション御用達のお店でもあるオザワR&Dさんのコラムで、「現代のタイヤは空気圧を下げるとタイヤの形状が維持できないため、下げていいことはない」という一節があります。そこで重量車の空気圧を調べてみると、国産はF:120/70/17R:180/55/17では、一人乗りも二人乗りも一律F225kPaR290kPaとなっていますが、レイラスポーツという九州にあるタイヤ屋さんのブログにて欧州メーカーは車両によって、変化、また一人と二人、更に荷物の場合と3パターンの空気圧を推奨していると記載されていました。

文章を読むと、国産車と欧州車の指定空気圧の違い、更に欧州車では一人の場合、国産車よりも少なく指定しています。この時点で欧州車ではタイヤの形状が保てない。ということになってしまいまたホーネットの場合、元々F225kPa R250kPaと指定されていますが、R180/55/17を履いているにも関わらず、40kPa低い値となっています。これもオザワさんの文章を基準として考えると指定空気圧の時点でタイヤの形状が崩れていることになります。そこでこの数値は、最初に履いているOEMタイヤの剛性に合わせた数値、または車重が軽い250だからこその数値ではないかと考えました。

ではホーネットの場合、OEMタイヤで指定空気圧を調整しているならば、リプレイスタイヤを履いた場合は?と疑問が浮かびました。

それともレイラスポーツさんが書いているように、JATMAの定めた規格を指定空気圧にしている国産メーカーの不親切、と言えるのでしょうか?

各タイヤメーカーとしては、空気圧に細めにチェックする人からずぼらな人がいるため、ある程度の幅を持たせて開発しているとは思いますが…それでも、計算上のタイヤの形状はF250kPa R:290kPaなのかなと考えた場合、ホーネットもこの値の方が、よりタイヤの性能を生かせる?と思いました
 
 
サイトをみてみましたが、まず、レイラスポーツさんが言われていることはすべて正しいといえます。
 
フォッショさんの質問の中で、「更に欧州車では一人の場合、国産車よりも少なく指定しています。」とありますが、どっちが低いとか、高いとかではなく、指定空気圧を決めるときに、どこに基準を置くかということだと思います。
 
前回記事にしましたように、Pilot Road3の場合、特に2人乗りの場合、RR2.90kg/cm2はちょっと低いと感じるのは事実(私のバイク&乗り方で)。私は一人乗りでも気持ち上げたいと感じている方なのですが、Pilot Road2の場合は、逆に首のムチ打ちの古傷が痛むほどハード。だからと言って、空気圧を下げると、本来の性能を落とすことになるので、この辺のさじ加減は難しいところでもある。このタイヤが発売された時は、空気圧を下げてみるようなインプレッション記事も見られたが、それはこのタイヤの本来の目的と性能がわかっていないだけ。
 
Pilot Road3だって、空気圧を上げたらどうなるかあの斬新なパターンだと未知数。普通は空気圧を下げると偏摩耗を促進するのだけど、Pilot Road3はその辺も含めて、トータル的な性能にどのように影響するのかも興味深いところではあるが。
 
国産車はなぜ、細かく空気圧を指定しないのか。私は仕事柄メーカーに出向いて打ち合わせをした時期が何年かあったのだけど、その経験からすると、考えられる理由は「めんどくさいから」だと思う(笑)。
 
メーカーは気の遠くなるようなテストを行っており、耐久テストなどはオートバイ発売の2年ぐらい前からやるのだが、指定空気圧が3つもあると、3つのテストをしなければならない。これが1つだと、1回で済む。その辺の事情がからんでいると推測される。
 
レイラスポーツさんが書かれている通り、「大は小を兼ねる」というのをメーカーは地で行っているというのもあながち間違いではないと思います。まあ、実際、JATMAで規定されている空気圧で問題にはなりえないので、そうしているというのもありますし、タイヤメーカーもJATMA規格でタイヤを設計するので、そういう観点からも問題は起こり得ないといえます。
 
ただ、空気圧をチェックしないずぼらな人がいるから、幅を持たせているとか、空気圧が「高め」に設定されているのではなく、あくまでもエアボリュームなどによって剛性が決まってくるところがありますので、また、JATMAの数値は世界基準になっているほど完成されたものですので、その辺はご理解ください。
 
メーカーはバイクの重量、出力の出方、想定されている使われ方、使われる国の路面状態などを考えて空気圧を決めます。また、これは最近みられる傾向なのですが、空気圧が高い方が燃費が良くなるため、そういう考えを元に、高い方の空気圧で指定とする場合もあります。アジアで販売される小・中排気量のバイクなどはその傾向が強いかな。
 
4輪の場合、欧州ではもっと面白いことがあって、アウトバーン走行の指定空気圧みたいのがあります。これはずっと前に記事をしたことがあるのだけど、高速道路で高速度で走行する場合のその速度と空気圧が指定されているのです。面白いですよね。
 
以前回答いたしました内容について覚えていないので、正確にお答えできないのですが(ごめんなさい)、確かタイヤサイズを変えたので、空気圧をどうしたらよいかということだったと思うのですが、バイク屋さんからいわれていた数字がとんでもないものだったんですよね?
 
あの時に回答した数値は正しいかと思いますが、摩耗状態をよく観察しながら決めてくださいね。
 
ちなみに、必要以上に空気圧が高すぎると、耐摩耗性に関しては良くなるのですが、タイヤのキックバックが強くなったり、タイヤがロックした場合など、大きくスキッドする傾向があります。ウエットならさらに顕著になりますから、注意が必要です(^^)

奥多摩と事故

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明日から3連休である(^^)
 
実は、この間の連休中、奥多摩で死亡事故が発生した。単独事故であった。友人がたまたま事故後に通りかかったのだが、あたりは血の海だったらしい。翌日には警察がビラまでを配り、ペースカーさながらに頻繁に走行していたとのこと。ネットにそのビラを見つけることが出来たのでアップしました。
 
コーナーで転倒して、ガードレールに激突したとのこと。友人の話だと、バイクは真ん中からぽっきり折れるようになっていたらしい。相当な衝撃力だ。バイクは高級外車のSSマシンだったらしい。
 
一体どんなスピードで走っていたのだろうか。何度も記事にはしているけど、ツーリングタイヤでさえかなりのグリップ力を見せるのだが、それをも超えるということは、まさに自殺行為そのものというしかない。
 
どうしてそこまでやるのか。暴走行為推奨雑誌が、「峠で」空気圧を低くして走れとか、「峠で」ヒザをすれとか書いてあるのを見て、興奮したのか。あまりにも浅はかとしか言いようがない。
 
もう、奥多摩はダメかもしれない。去年交通規制をしても、繰り返される無謀運転の果ての死亡事故。
 
峠で狂ったように走って一体何やっているのだろう。そこまで走りを求めるのなら、コースに行けばいい。峠でどんなに速くたって、コースに行けばドンケツだろう。峠で得られるものなんて、所詮その程度ということ。
 
バイクは死ぬために乗るものではない。人生を楽しみ、豊かにする乗り物だ。
 
明日からまた3連休。安全運転を心がけたいですね(^^)

耐摩耗性と絶対性能の関係

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rnb*q*96さんから大変良い質問をいただいたので記事にしたいと思っています。コメント内容は「もちについてですが、2万Km持つという事は、まだ使用はできるけどコーナーリングを摩耗してない状態の時と同じようにできるのは無理ですよね。では実際の使用距離はもっと少ないのでは無いのですか? 」
 
実は以前にも記事にしたことがあるのだけど、タイヤを選ぶうえで大変重要なことがある。
 
それは、ライフが長くて、○○○○km走れますよ、というのも重要なのだけど、スリップサインが出そうになるまで使用するとき、新品の何%の性能を発揮できるのかということなのだ。これは本当に大切。
 
タイヤは装着した時点で劣化が始ります。これは紫外線や水、気温などに影響を受けるからです。
 
摩耗が進むということはゴムが薄くなるということです。ゴムが薄くなったうえに、ゴムそのものの劣化が進んだらどうなるか、考えたらわかりますよね。
 
タイヤメーカーのエンジニアも頭の髪の毛も摩耗しきってスリップサインがでるほど日夜研究をし、ずいぶんと劣化の進行が遅くなったのも事実です。性能が格段に落ちるタイヤは見られなくなってきてはいますが、新品に比べますと、確実にその性能は低下しているのです。
 
タイヤの賞味期限について何度か記事にもしていますが、先のその理由を述べたように、タイヤは使用しなくても劣化します。
 
私はいつも高速道路(特に雨)で事故のニュースを聞くたびに、「どんなタイヤ履いていたんだろうな」と思ってしまうのです。
 
4輪車なんかはなかなか溝が減らないからといって、4年も5年も使っている人が多いのですが、確実にウエットにおける制動距離は伸びています(ドライでも)。これは時々JAFなんかでも実験結果が公表されているぐらいで、当然ながらタイヤメーカーもきちんとしたデーターを持っています。
 
基本的にはスリップサインが出るまでは最低限な性能は確保されてはいます。どこまで行ったら危険なのかという線引は難しいのだけど、何年もかけてスリップサインが出るまで使用していたら危険な領域に近づいていると認識することは大事なことです。摩耗(時間も)が進んでいるということは確実に性能の低下を意味しているからです。
 
私は自分の4輪は、本当にもったいないのだけど、2年で交換しています。あんまり乗らないので、思いっきり溝は残っているのですけどね。でも、高速道路の使用も多いし、タイヤが原因で死にたくないので、2年ごとに新品に交換しています。交換さえすれば絶対性能が確保できるのは間違いないからです。新品に変えるたびに「やっぱり違うよな」と感じているので、そういう認識をすることは大切です。
 
オートバイに関しては、私はほぼ毎年交換しています。一番の理由は、摩耗が進行することによるハンドリングの変化や性能低下を嫌うためです。もう一つの理由は、私は仕事柄たくさんのタイヤをテストしますが、全部新品です。私は気になるタイヤは摩耗が進むまで乗ってみたいと思っているので、自分で買って乗り、毎年交換するようにしています(^^)
 
ちなみに、私は20000kmもつけど新品の60%しか性能を発揮しないタイヤと、10000kmしかもたないけど新品の70%の性能を発揮するタイヤがあったなら、間違いなく後者を選ぶかな。
 
というわけで、バイクで20000kmまで走れちゃうタイヤもありますが、3年も4年も使っているのはお勧めできません。タイヤは消耗品と割り切り、新品に交換することをお勧めいたします。
 
ワインと友人は古い方がいいという格言がありますが、畳と女房は新しいという言葉もありますが、これにタイヤを付け足したいぐらい(笑)。
 
また、数多くのタイヤを経験すれば、それはそれで自分の技量にプラスになります。
 
たった数センチ四方(名刺より小さいです)で命を支えていると言っていいほど大切なタイヤ。空気圧管理も含め、もっと理解を深めていただけたらと思っています。

BT-016とBT-016PRO

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Sumakingさんから質問がありましたのでお答えしたいと思います。質問内容は、「BT016PROのことですBT016から変更は本当に冷間時でも安心できるタイヤになったのか、ウェット性能はどうなのか知りたいです
 
 
さて、BT-016BT-016PROではどう性能が違うのか。これは大変興味深いところでもあるかと思います。
 
正直なところ、「少し」良くなったというレベルだと思います。トータル的には上がってきてはいるのは間違いありませんが、劇的にというほどではないのが実際ではないかと思っています。これから冬になりますが、一度テストしてみたいなあ。
 
もともと、タイヤウオーマーを使うほどでもないですし、そんなに神経質になる必要はないのですが、冬場は走り出しには注意が必要なのは変わらないでしょう。夏場でも、走って一度温まってから休んだ場合など、タイヤが冷えてしまった場合などは油断は禁物です。いきなり同じペースで走ることはお勧めできませんので注意してくださいね(^^)
 
公道では普通に乗る分にはさほど問題にはならないレベルではありますが、冬場は注意が必要なのは間違いないと思ってください。今年の春先に、Ducati S4Rに装着されたBT-016で、雨の中(気温7度)を、一緒に走ったことがあったのですが、ゆっくりしたペースでしたが、飛騨高山の峠を越しても不安なく走れましたので、注意さえすれば問題はないと思います(^^)。
 
ネガティブなことを書いているように受け取れるかもしれませんが、このタイヤの趣旨を理解しなければなりません。このタイヤのグリップ力は強力です。筑波でもSSクラスだったら乗る人が乗ったら13秒~4秒ぐらい出ると思います。それほどの実力がありますので、耐摩耗性とか、冬場のグリップとかをツーリングタイヤと比較するのは酷というものです。
 
このタイヤ、カタログでは「通勤でも」という言葉が見られますが、それはさすがにどうかなと(笑)。タイヤの摩耗が進んで交換時期が早くなるからタイヤメーカーは儲かっていいけど(笑)。
 
ツーリングカテゴリーのタイヤでもサーキット走行を楽しめなくはないけれど、サーキットでそこそこ走行会レベルで楽しみたいのなら、BT-016PROは入門用にはいいかもしれません。サーキット以外でも公道でも走れますし。
 
ただ、保安部品を取っ払って、タイムを縮めるような走りをする場合は、もう一つ上のクラスのタイヤが必要ですね。
 
BSでしたら、R10とかBT-003、ミシュランだったら、Power PureかPower One、Pirelliでしたら、Super Corsaとか。技量が上がったと勘違いするほどグリップ力があります。 
 
機会があるのなら、是非レーシングスリックを試されることをお勧めいたします。私もそうですが、一番最初にスリックタイヤで走ったことは一生忘れることが出来ないぐらい、レベルが違います。こういうのをいろいろと経験すれば、公道で狂ったような走りをすることもなくなるのにと思うときがあります。上のレベルを知れば、下のレベルも知ることが出来るからです。
 
話がずれましたが、タイヤに接するときは、これまたSXの時と同じ。男はいきなりレッドゾーンやる気満々でも、女性(タイヤ)は違うの♡ 徐々にゆっくり&やさしく。無理に負荷をかけることは、お互いの幸せのためやめましょう(笑)。

新年明けましておめでとうございます

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イタリア・ミザノサーキットにてVyrus986M2を駆る私。
 
みなさん、新年明けましておめでとうございます。今年一年が皆さんにとっても素敵な年となりますようお祈りしています。
 
昨年はなかなか記事をアップしなかったことも多かったですが、今年は頑張っていきたいと思っています (^^) よろしくお願いいたします。
 
さて、今年一発目は新年にふさわしく(?)、Vyrusの写真をアップしてみました!!!
 
実は昨年夢が叶い、Vyrus986M2に乗る機会を得ることが出来たのです。詳しくは今後記事をアップしていきますが、生涯忘れることが出来ないと言っても過言ではないほど、素晴らしい経験をすることが出来ました。本当に凄かった!!!
 
今後Vyrusに関してはいろいろと計画をしていることもあり、そのことも含めて徐々にみなさんにお伝えできればと思っています (^^)
 
今年も安全運転でバイクライフを楽しみましょう!

白バイとタイヤ

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rnb*q*96さんから質問がありましたので、お答えいたします。質問内容は「白バイには一般の流通しているタイヤが装着されているのでしょうか?
取締の時はタイヤが冷えた状態から急発進する事が多そうですが、大丈夫なんでしょうか。訓練しているのでテク二ックで乗りこなせてるモノでしょうか。それとも専用のハイグリップタイヤがあったりしますか」
 
 
さて、私が知っている限りでは、白バイ専用タイヤと言うのはありません。基本的には「ツーリングカテゴリー」の中にあるタイヤを選んでいます。これはやはりあらゆる気象条件&通年走行を前提にしているということと、耐摩耗性を考慮してですね。
 
専用タイヤはありませんが、タイヤメーカーが「モニター」として出している可能性はあります。パトカーなどは24時間走行しているということもあり、各メーカーのエンジニアが定期的にメンテナンスと称してデータを取っていますので、タイヤでもやっている可能性はありますね。
 
私の記事でも何度も触れていますが、今のツーリングタイヤの性能はかなり高性能です。公道での取り締まりにおいて問題になるということはないはずです。
 
白バイ隊員の技量についてですが、相当ハイレベルと言えます。ロードやトライアルのトップ選手を招いて定期的に講習会を行っていますし、日常の訓練そのものもかなりハードのようです。また、白バイ隊員の中には、休みの日に自腹を切ってトライアルのレッスンを受けたりしている意識の高い人も多くいるようです。
 
余談になりますが、普段見掛ける白バイは市販車とそんなに変わりがないように見えても、中身は全く別物の専用設計になっています。端的に言うと、急発進、急停車、急旋回が容易にできるようになっているということです。また、長時間アイドリングをしても大丈夫のような仕様にもなっています。
 
白バイと聞いて思い出すことがあります。あまり人気のない、ちょっとした山の中にある迂回路なのですが、そこそこのワインディングになっているだけでなく、深い森の中ということもあり凄く走っていて楽しいのですが、そこで、幹線道路で取り締まりをするために、この山道を走っている白バイに遭遇したことがあります。
 
ほとんど通行量がない山の中ということもあり、その隊員はゆっくりと、景色を見ながら走っていたのです。気を抜いてまったりと走っているのがわかるほどで、バイクが好きなんだなーと感じられ、なんだか微笑ましい瞬間でした。背後の私の存在にすぐに気がついて、ビシッと走行し始めたのはおかしかったですが()
 
お世話になることのないよう、安全運転に努めたいものですね(^^)

NSR500

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何とも懐かしい画像を発見。この時代のレースには本当に魅了されたものです。学生のころにみたものってやっぱり新鮮ですね(^^)

RSタイチ インナー

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今日は私が愛用しているRSタイチのインナーについて。私は公道で走るときも、ライディングウエアを装着するので、仕事とプライベートでもインナーが欠かせないのだが、そんな中で愛用しているのがRSタイチのインナーである。いろいろと試してみたが、この商品に落ち着いている。
 
RSタイチのインナーはもうかれこれ使い始めて何年にもなるのだが、ここ2,3年目覚ましい進化を遂げているのだ。
 
特に今回入手した写真にある製品は激しく汗をかく夏場は本当に助かっている。私はこれを3セットもっているほどなのだが、とにかく一度使用すると他のを使用できなくなるほど快適なのだ。とくに、メッシュジャケットを着用してのツーリングなどに格段の効果を発揮する。
 
特筆なのはべたつき感が少ないのと、あっという間に乾燥する点。これは本当に助かっている。夏場の連日のテストや泊りがけのツーリングなど、洗濯が間に合わなくなりそうなものなのだが、これは夜洗って部屋に干しておいても簡単に乾くほど。もちろん、日中、走行中の合間に脱いで置いておくだけであっという間に乾燥。濡れているものを着ることほど不快なことはないので、この商品が発売されて以来ずっと使用している。
 
私が好んでいるのは、このハイネックタイプ。のどに当たる部分が不快にならず、走りに集中できるので気に入っているのだが、この辺の細かな仕様はさすがRSタイチと感じるかな(^^)
 
お勧めの商品です(^^)
 
RSタイチのサイト:

坂井宏朱選手

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以前このブログでも記事にした、女性オートレーサーの坂井選手が練習中の転倒により亡くなられた。心よりご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
 
オートレースだけでなく、ロードレース、モトクロス、トライアルなど、プロとしてやっていくのはもちろんのこと、プロになることすらさえ、非常に困難かつ狭き道。ましてや、女性に門戸が解放されていなかったオートレースでは尚更だっただろう。44年ぶりということからもわかる通り、奇跡と言われてもおかしくないほどの運を呼び寄せたのは、坂井選手の努力と執念だったのだと思う。
 
これからという時の事故。本当に残念なことである。好きなことをしていたのだから。。。という人がいるかもしれない。しかし、それは違う。命を失うことに対して正当化できる理由などないのだ。
 
「努力を信念に変えてここまでやってきた」と語っていた坂井選手。言うのは簡単だが、実行するのはどれだけ難しいことか。ましてや男と一緒に戦っているのである。
 
一流大学を出て、一流会社に就職したのにもかかわらず、それらを捨てて、どうなるかさえもわからない世界に、自分を信じて、血のにじむような努力をして自分の夢を追い続けた坂井選手のその決断と勇気は、私は決して忘れない。
 
自分を信じれば夢をかなえることが出来ると示してくれた坂井選手。心よりご冥福をお祈りいたします。 

プロテクター考察

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近いうちに記事にしようと思っていたことなんですが、坂井選手の事故のこともあり、安全装備について考察したいと思っています。
 
ご存知の通り、昨年シモンチェリ選手が痛ましい事故で亡くなりました。また、同様なケースで一昨年、富沢選手もなくなっています。
 
私が痛切に思うのは、レースを行う際に、プロテクター類を標準化出来ないかということです。
 
現在FIMでその仕様がある程度規定されているのはヘルメット、ツナギ類のみです。その他のプロテクター類は、「使っていればいい」という程度のレベルでしかありません。
 
例えば、私はこのブログで何度も何度も胸部プロテクターの重要性を説いていますが、その中で、「フォースフィールド」という製品の秀逸さについては、多くの人に知ってもらいたいと思っているほどなのですが、実際、現存する胸部プロテクターとバックプロテクターにおいて、「衝撃吸収力の能力」と、商品のどの部分に負荷がかかっても「均一に衝撃を吸収する」のはこの商品しかありません。これは第三者のテストでも証明されており(欧州で)、信用が置けるものです。一流ブランドとして知られるプロテクターが、とんでもない結果を出していたりしている事実に驚かざるを得ません。
 
私はシモンチェリの事故があったとき、関係者を通じてFIMに働きをかけるように話をしていますが、用品メーカーも自信があるのなら、是非FIMに掛け合ってほしい。「これが現時点で世界最高レベルのものです。是非これを標準化してください」とアクションを起こしてほしいのです。FIMもそれらのプロテクターを検証し、積極的に採用する姿勢を見せて欲しいと思っています。
 
これからも同様の事故は確実に起こります。それは間違いないことです。もちろん、どんなプロテクターをしていても、防げないこともあるでしょう。でも、「もしあれを使っていれば」というような疑念があってはならないと思っています。
 
今回、シモンチェリのヘルメットが脱落していましたが、私からしてみると、あり得ないことです。原因は顎紐が切れたことに起因しているのですが、FIMは調査すると言っていますし、遺族も訴訟の構えを見せています。当のAVGヘルメットは、「一定の力がかかると、首が千切れないように(!)、顎紐が外れるようになっている」と声明を出しましたが、聞いてびっくりです。はたしてそれがライダー、そして一般ユーザーに知らされていたかということも問題です。恐らくシモンチェリは知らなかったのではないでしょうか。知っていたら、そういうヘルメットを使っていたでしょうか。FIMはその事実を知っていたのでしょうか。わからないことだらけです。
 
ヘルメットが脱落しなくても、シモンチェリの命が救えなかったといわれてはいますが、それでは、ネックブレイスをしていたら?もっと高性能のバックプロテクターや胸部プロテクターをしていたら?そういう疑念は尽きませんし、それは残されたものを大きく悲しませ、傷つけることでもあります。
 
事故が起きてからはどうすることも出来ません。でも、その時に誰もが納得するプロテクターを使用していたら、残された者の悲しみも、少しは和らぐのではないでしょうか。
 
去年、残念なことを見聞きしたことがありました。
 
とあるコースを見学していた時だったのですが、そこに車いすに乗った若者がいたのです。そばで彼らの話を聞いていると、最近コースで事故を起こし、やっと退院してこの日に顔を出すことが出来たと言っていました。
 
あとで、コースの関係者に話を聞くと、125ccのワンメイクレース中に、転倒。運悪く後続車が背中から突っ込んで脊椎を損傷したとのこと。残念なのはバックプロテクターをしていなかったという点でした。125ccで、しかもコーナーの立ち上がりだったので、大してスピードも出ていないのに、このライダーは取り返しのつかない障害を一生負うことになってしまったのです。
 
これはコース関係者も言っていたことなのですが、「最近のライダーはマシンのパーツやトランポには金をかけるのに、プロテクターは後回し。どうかしている」と。
 
これは全く私も同感のことであり、レースをする者は当然のこと、コースを一般走行するライダーにも声を大にして言いたいことがあります。胸部プロテクター、バックプロテクターを使わないのなら走るなと。走る資格なしと言ってもいい。私が使用しているバックプロテクターは2万円で買えるものだが、何年もずっと使えるし、リスクが格段に下がることを思えば決して高くないはずです。
 
安全にお金をケチっては絶対にいけないこと。そういうことに対してきちんと決断できるということは、何においても大切なことだと常々感じています。
 
全国紙に載ったりすることはあまりないので、知られていませんが、毎年日本で何人ものライダーがコース走行で命を落としています。これはレース中というより、楽しんで走るような一般走行中に多く発生しています。自分がしていることがどういう結果を招くことになるのかを理解する必要があります。
 
コース走行だけでなく、一般道で走る場合もやはり胸部プロテクターは是非していただきたい。これはヘルメットをかぶると同じぐらい重要なことと認識していただきたいのです。
 
長くなったので続きは次回にいたしますが、次の記事では、私が現在注文し使おうとしている、世界最新のネックブレイスの話をしたいと思っています。

プロテクター考察(2)

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Leatt社 ネックブレイス
 
Leatt社 ネックブレイス衝撃テスト
 
Leatt社 ネックブレイス衝撃テスト
 
Leatt社 ネックブレイス着用クラッシュ映像
 
Leatt社 ネックブレイス着用クラッシュ映像(2人目)
 
Leatt社ネックブレイス着用クラッシュ映像(これ結構強烈)
 
ネックブレイスの着用はオフロードでは常識になりつつあり、自転車競技のBMXでもそれは進んでいるほどであるが、ネックブレイスの浸透により多くのライダーが事故から救われている。
 
実はこの私もネックブレイスの効果を身をもって知る経験を何度かしているのだ。
 
オートバイに乗っている時ではないのだが、私は趣味で冬季にスノーモトをしてるときに、大転倒を経験している。速度は100km/h以上にも達する時があり、そこからの転倒はかなりダメージがある。私は上下ともフルプロテクターでやっているのだが、その際にもオフロード用のネックブレイスを着用しているのだが、これをしていなかったらどうなっていただろうとぞっとしたことが何度かあったのだ。スノーモトから放り出されて頭から真っ逆さまに突っ込んだこともある。それでも無事でいられたのは、ネックブレイスがあったからと100%言いきれるほどだ。
 
私はコース走行するときは、無限電光のベストタイプのものを、一般道を走る場合はジャケットタイプの物を着用しているが、実はこれがネックブレイスの代わりにもなるので安心はしている。この頸椎を守る機能があることは無限電光のHPにも記載され、実際に落下試験の様子も写真にて掲載されている。実際にエアバッグが作動すると、頸部はかなり固定されるようだ。
 
私がネックブレイス単体での使用を考えるようになったのは実は去年なのだ。
 
年頭のあいさつで触れたように、私は去年Vyrusのテストをしているが、そのためコース走行をしているのだが、その時は無限電光のエアバッグベストを海外に持っていくことが出来ず(シリンダーが飛行機で問題となるため)、着用せずツナギのままで走行したのだが、その時に切実にネックブレイスの必要性を感じたのだ。
 
一般にはテストライダーがどのような環境でテストをしているか知られてはいないが、決められた間隔で走行するようになっているのはもちろんのこと、ライダー同士が接触しないように、かなり工夫されている。
 
そういう環境で走り慣れていると、混走すると、リスクを感じるのは確か。実際、ミザノとカタルニアで走行した時は混走だったのだが、やはり接触事故の可能性はあるし、単独で転倒しても頸椎への負荷は必ずある。
 
富沢選手やシモンチェリ先週も頭部に強い衝撃を受けた結果、頸椎を骨折していることが判明しているが、ネックブレイスをしていれば違った結果になった可能性はあるのだ。
 
私が現在注文しているのは、Leattの製品。世界中で使われているといっても過言ではなく、一流用品メーカーもOE生産しているし、世界のトップライダーだけでなく、多くのライダーに使用され、多くの実績を出しているメーカーだ。
 
Leatt STXはロード専用に開発されたもので、仕様がオフロードのそれとは少し異なるのだが、違和感なく使えるようになっているという。実際にまだ使ってはいないのだが、大変興味がある製品だ。しばらく使ってみて、また記事にしたいとは思っています。
 
前回の記事の内容に戻るが、今回の事故をきっかけに、FIMには安全装備の標準化をして欲しいと切に願っている。また、FIMだけでなく、日本(MFJ)でも是非検討してほしいと思っています。MFJは胸部プロテクターについてはその義務化をやっと始めたけど、それだけでなく、もっと踏み込んで欲しい。
 
F1ではすでに何年も前に各ドライバーに装着義務となり、最初はドライバーからは「こんなものとんでもない」と不評だったらしいが、今では誰もがその安全性を認めるまでになった経緯があるが、オートバイでも是非、推進してほしいと願っている。
 
 
Leatt社のHPはこちら:

ICON社製 プロテクター

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以前、このブログでも記事にしたことがある製品なのだけど、新型が登場。結構グレードアップしている。
 
私はいろいろと試したけど、結局プライベートではこの旧型のプロテクターをずっと着用している。夏場はちょっと暑いのだけど、着用しやすいので愛用している。逆に冬は暖かくてグッド。
 
通信販売で製品を見て買ったので、実際に商品が届いたら、胸部のプロテクターに関してはちょっと不安があったのだけど、フォースフィールドの胸部プロテクターを内側に入れて使用して不安を解消。ちょうどいいことに、このプロテクターを着用すると、フォースフィールドの胸部プロテクターがずれることなくぴったり収まるので嬉しい。異なるタイプの胸部プロテクターを二重にしていることになるので、相当の衝撃にも耐えられるはずである。
 
今回の新型はプロテクト機能に関しては大きく飛躍を遂げている。胸部に関しては従来型の物に比べてその形状を見直し、曲線を使って盛り上げており、その結果衝撃吸収力は高まっているとのこと。素材も変わっているようだ。
 
バックプロテクターは今回の改良バージョンの一番の目玉になっているようだが、バックプロテクター内に、d3oという素材を挿入。d3oは何年か前に開発された時話題になったのだが、普段は柔らかいが、衝撃を受けると硬くなるというびっくり素材だ。
 
プロテクターには基本的には2つの考え方がある。一つは硬くして保護機能を図るものと、柔らかくして保護機能を図るものである。ヘルメットはメーカーによってその思想が顕著に表れているといってよく、欧州規格は帽体を硬くする傾向にある。SNELLは以前は衝撃を吸収する方向性の規格であったが、現在は欧州の規格に近くなってきていると聞いている。これは貫通試験が厳しくなってきているかららしい。アライヘルメットは最近のSNELLの傾向に疑問を持っているとも聞いているが、私はプロテクター類は衝撃を吸収する方向性の物を支持している。
 
そういう観点から、d30に関しては今まではどうかなあと思っていたのだが、イギリスのd30のメーカーのサイトを見てみると、ただ単に硬くするだけでなく、この素材が衝撃を「拡散」する性質があるという。ICONのサイトのビデオクリップの中でもそう説明されているから、きっとそうなのであろう。
 
ただ、どのぐらい拡散するかのデーターが示されていないので、100%鵜呑みにすることは出来ないのだが、今回発売される形状のバックプロテクター内部に挿入されるのであれば、「補強」という意味にはなるし、マイナス要因にはならないと思っている。まあ、基本的には無限電光のジャケットの下に着ることになるので、エアバッグとの相乗効果でさほど気にしなくてもいいとは言えるのだが、少しでもいいものはやはり取り入れたいと思う。
 
しかし、メーカーもデーターはきちんと出してほしい。フォースフィールドや無限電光はきちんと第三者によるデーターを公開している。自信の表れである。d3oCE規格は通っているようなので一定のプロテクト機能性は持っているようだが、私としてみればデーターがないものはいまいち信用が置けない。
 
通気性に関しても向上しているらしい。一つ言えるのは、確かにこの商品、夏場は暑いのだけど、べとついたりしないのは秀逸。かなり汗をかいてもさらっとしているのはなかなかかな。通気性もさらに向上しているというので、期待できるかな。
 
そこでこのプロテクターを早速注文することを検討中(^^)
 
私はいつも海外で注文するのだけど、日本の代理店で販売しているその価格の高いこと。。。これ、海外だとUS110なんだけど、日本円で8500円だ。しかしである。日本の代理店はこれを15000円で売っているのである。実に1.75倍である。輸入コストやら何やらで2030%割高というのならわかる。75%はないだろって。今は簡単にインターネットで本国での価格がわかってしまう時代なのに、凄いことしているなあ。
 
アメリカ本社のICONHPを紹介するが、このプロテクターを紹介しているビデオクリップがあるのだけど、その中でグリーンの瞳をしたレベッカちゃんがいいのだ!
 
従来型で満足していたので、今回の新型にも期待できそうです。届いたらまた記事にしたいと思っています。
 
 
 
アメリカ・ICON社のHPはこちら:
 
旧型の記事はこちら:

甦るヒーロー 片山敬済

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片山敬済とNR500
 
片山敬済とNS500
 
 
私が尊敬する片山敬済選手。私がまだ10代の頃は、彼のライディング姿を自分に重ね、イメージトレーニングをし、真似ようとしたものだ。今でも私の部屋には彼のポスターが貼ってあり、彼のライディングスタイルは私のお手本となっている。近づけたかなあと今でも自問しているほどだ。
 
それにしても、今までYouTubeに全然彼の画像がなかったのに、いきなりたくさんアップされている!誰だ、こんな素晴らしいことをしたのは(笑)。
 
それにしても、この時代にGPはいろんな意味で凄いですね。この時代を経験できたのは幸運でした(^^)
 

白バイ・絶妙テクニック

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これはすごい!と何度も見いってしまった画像。本当にすごい。訓練の賜物なのだけど、それにしてもこのレベルまで到達するのにどれだけ訓練を積んだことだろう。尊敬してしまう。ドライとほとんど変わらないんじゃないの?と思ってしまうほど、素晴らしいライディングです(^^) きっとタイヤは我が社のものに違いない(笑)!
 
冗談はともかく、白バイ大会ってタイヤは何を使ってもいいのかな?どうなんだろ。ウエットだと、タイヤの差も大きく影響しそうだし。
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