ツーリング系タイヤを敬遠する人がいるけれど、あなどるなかれ。そのパフォーマンスはかなり高い。
一度このタイヤでどの位バンクさせられるか試してみたのだけど、これがその写真
場所はトミンモーターランド。このタイヤ&このコースではこれが限界。バックステップが接地するほどバンクさせています。ツーリングタイヤでもここまでやれるのだ。しかも、空気圧は指定空気圧。でも、公道でここまでやるのは相当リスクあるし、やる必要もないけど、どんな乗り方をしてもバンク角度に不満を抱くことはまずないはず。
そして、これがその時のアブレーションの様子の写真。
フロントタイヤは全体的にアブレーションが見られる
リヤタイヤもミニコースらしいマイルドなアブレーションとなっている。
また、これがもてぎを走行した時の写真
この写真は前の記事でもアップしているけど、比較のためもう一度(^^)。エッジの部分のみが激しく摩耗しているのだけど、もてぎは本格的なコースということもあって、もてぎらしいアブレーションである。
これだけのアブレーションを見せるけど、タイヤがブレークする兆候が非常につかみやすいタイヤともいえる。さすがにこのタイヤでもてぎを全開走行するにはちょっと厳しいと感じたけど、ただの一度も急激に滑り出すこともなかった。走行会程度なら全く問題ない程度と言える。それでもショルダー部のグリップは結構強いほうで、写真を見ての通り、実際エッジに近い部分は完全にスリック状態になっているし、このタイヤの性能を使い切るには相当な技量が必要なぐらいグリップはいい。
この写真でもセンターとショルダーの3LC構造の境目がはっきりとしているのは本当に興味深い(^^)
補足だけど、もてぎの時は流石に前2.3kg/cm2(指定2.5)、後2.5kg/cm2(指定2.9)まで空気圧を下げて走行しています(^^)
021で筑波で7秒を出している私だが、嫌味な言い方になるかもしれないけど、T30のグリップが足らないという人は021で7秒を切る人だけに言ってほしいと思っているほど、このタイヤのグリップ性能は高い。ツーリング系タイヤだからと言って、なめるべからずである(^^)
ただ、誤解がないように述べておきたいが、私はスポーツ系のタイヤの否定しているものではない。スポーツ系のタイヤは文字通り食い込むようなグリップ感はもうそれはそれだけで楽しいし、アタックしているときなどにタイヤが滑っても回復しようとするグリップ力も強いので安心にもつながるところがあるのも事実。スリックタイヤを生れてはじめて履いた時のあの感覚は一生忘れることが出来ないほどのものだけど、経験値を上げるためにも、多くの人に一度は是非超が付くハイグリップタイヤも試して欲しいと思っているほどです。ただ、ツーリングタイヤの性能を使い切れてもいないのに、ハイグリップ系に頼るのはどうかなと疑問に感じるわけです(^^)
いろいろな女性と付き合って経験値を積めば、ハイスペックな(?)女性と付き合う場合も余裕が生まれるというのと同じなのだ(笑)。
ちょっと長くなったので今回はこの辺で。次回はウエットグリップ編です(^^)